【アニメ】コードギアス　復活のルルーシュ

コードギアス　復活のルルーシュ

　2019年2月に劇場公開された、サンライズ制作のオリジナルアニメ。TVアニメ反逆のルルーシュ1期および2期の全50話を元に作成された、劇場版三部作の続編。

　あらすじおよび感想はネタバレありになっていますのでご注意ください。

コードギアス　復活のルルーシュ

サンライズ（2019年）

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• 制作：サンライズ（2019年）
• 監督・構成：谷口悟朗
• 脚本：大河内一楼
• 音楽：中川幸太郎
• キャラクター原案：CLAMP

あらすじ

　ゼロレクイエムの後、シャルルからコードを引き継いだ可能性のあるルルーシュの遺体を、C.C.は密かに入手する。だが、ルルーシュの復活は、Cの世界に接続できないことで不完全なものとなってしまう。中身が虚ろな状態で復活したルルーシュを連れ、Cの世界に接続できる遺跡を探して旅を続けるC.C.。

　1年後、中東の難民キャンプを視察中に、ナナリーと護衛のゼロ（枢木スザク）が何者かの襲撃を受け、連れ去られる。

感想

　正直なところを言うと、「復活のルルーシュ」というタイトルだけで、あまり見たくないなぁと思っていました。

　TVシリーズを見ていた当時、あのラストは、何よりも強烈に記憶に焼き付けられました。中盤は迷走していたものの、落とし所としてはこの上なく綺麗に収まっており、納得感とともに、ルルーシュの物語は終わったのだと突きつけられたラストでした。

　放送から十年以上経った今でもこれほどはっきりと最終回を覚えているアニメは、恐らく他にないでしょう。

　その上で、どんな内容であれ、あの最終回を覆してルルーシュが復活するであろう続編というものを、あまり見たいとは思えませんでした。

　まあでも、公開された以上いつかは見なければということで、ほとぼりが冷めた頃にひっそりと鑑賞してみることに。

　アニメ作品としては、本当におもしろかったです。戦闘シーンも迫力があり、完全復活後のルルーシュも相変わらずで、キャラ数が多いにも関わらず出番が網羅されてきちんとまとまっていました。

　敵側のジルクスタンの事情についても説明があり、キャラやギアスの設定もおもしろかったです。

　楽しんで見れたのは事実ですが、同時にやっぱり、あの鮮烈な幕引きの続きは、どれほどの良作であっても蛇足でしかないと思い知りました。ついでに、自分がいかにあの最終回に思い入れがあったかを再認識しました。繰り返しますが、劇場版アニメとしてはおもしろかったです。

　いろいろ書きましたが、コードギアスの世界観やキャラクターは本当に魅力的で、良いアニメでした。それをもう一度見返すきっかけになったという意味でも、見て良かったと思っています。