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【ドラマ】SUPERNATURAL S1-EP8

SUPERNATURAL S1-EP8 蟲

 2005年9月~2020年11月にアメリカで放送された、全15シーズン327話のダークファンタジー。ディーンとサムのウィンチェスター兄弟が、アメリカ各地を回って霊や怪物などを退治し、人外の引き起こす事件を解決していく物語。

 登場人物とあらすじはネタバレなしですが、事件概要および感想はネタバレありになっています。また、最後にファイナルシーズン最終話までのネタバレありの感想を記載していますのでご注意ください。

  • 原題:SUPERNATURAL S1EP8 BUGS
  • 制作:アメリカ(2005年)
  • 企画原案:エリック・クリプキ
  • 脚本:レイチェル・ネイブ&ビル・コークリー
  • 監督:キム・マナーズ
  • 出演:ジェンセン・アクレス、ジャレッド・パダレッキ 他

登場人物

  • ダスティン 新興住宅地の工事現場で死亡したガス会社の社員
  • トラビス ダスティンの同僚
  • ラリー 新興住宅地のオアシス・プレーンズの開発者
  • ジョアニー ラリーの妻
  • マット ラリーの息子で虫好き
  • リンダ 新興住宅地の営業担当

あらすじ

 オクラホマ州オアシス・プレーンズ。新興住宅地の工事現場で、ガス会社の作業員が突如地面が陥没してできた穴に落ち、コガネムシの群れに襲われて死亡した。

 謎の病死として新聞に載っていた記事を読み、二人は調査のためオクラホマへ向かう。

事件概要

  • 場所 オクラホマ州オアシス・プレーンズ
  • 時期 2006年3月20日~25日
  • 情報源 新聞記事
  • 現状 新興住宅地の工事現場で作業員が1名死亡、後に1名が死亡
  • 過去の事件 1年前開発の調査団の1人が急死
  • 原因 200年前に白人に村を襲われた先住民の呪い
  • 解決方法 家に立てこもって虫をやり過ごし、開発は中止した

初出情報・小ネタ

  • ジョンはサムの身を案じ、断絶中も大学の近くへ行き安全を確かめていた

感想

 まずは聞き込みということで、被害者のダスティンの甥のふりをして同僚のトラビスから話を聞きます。その後、現場を見に行き、新興住宅地のオープンハウスへ。ディーンはバーベキューが主目的になっていそうですが。

 オープンハウスに男性2人で来たことで、ゲイカップルと間違えられます。一度目は兄弟だと訂正しますが、二度目に至ってはディーンがふざけてサムを”ハニー”と呼ぶ場面も。

 この夜は、新興住宅地の新築未入居物件に勝手に侵入し、寝泊まりすることに。もちろんディーンの発案です。

 この話では、ラリーとマットの上手くいっていない親子関係を見て、サムがジョンと自分に重ねていきます。息子を理解しようとしないラリーと、自分に厳しかったジョン。ディーンが言うには、サムも相当言い返していたようですが。

 マットは虫の異変に気づいていますが、ラリーは息子の言うことには耳を貸さないとのこと。”変人の息子に失望している”というマットに、サムは同調し、”18歳になれば、大学進学で家を離れられる”とアドバイスします。

 骸骨のことを調べに大学に行くとき、ディーンから、ジョンがサムに失望したことは一度もなく、断絶中も大学の近くへ行き安全かを確かめていたという話を聞きます。ジョンに”戻ってくるな”と言われて、失望されていると思っていたサムにとっては、意外な事実だったようです。

 この回では、ちょこちょこサムがインパラを運転しています。オープンハウスの帰りと、リンダが死亡した現場に来たとき、骸骨を見つけて大学に行くとき。

 ラストで、ぎこちないながらも歩み寄ろうとするラリーとマットを見て、サムは”親父に会いたい”とこぼします。”会って謝りたい”とも。ディーンには、”その5分後には喧嘩が始まる”と言われますが。

ファイナルシーズン最終話までのネタバレあり感想

 ダスティンが死亡した現場で、ディーンに弱虫と煽られて、サムが穴の中に入ることになります。ディーンにからかわれるとムキになるところがありますよね、サムは。

 オフィシャルエピソードガイドブックによると、この回の撮影はかなり過酷だったとか。コガネムシやタランチュラの幼生、蜂の群れなど、本物の虫を使って撮影したそうです。

 本物の蜂の群れの中で刺されながら演技をしたという、役者ってそこまでやらなければいけないのか……と思うような証言まで。しかも、ラストの蜂に襲われるシーンは、虫が上手く映っておらず、結局CGになってしまったようです。ジェンセンは、”そこまでやって全部CGなのは、やっぱり頭にきた”というようなことを語っていますが、これは怒っていいと思います。

 あとは、未入居物件に勝手に侵入する際、ディーンが”シャワーを試す”と言っていますが、ちゃんと朝からシャワーを浴びて”最高”というシーンが差し挟まっていました。シャワーのときも、アミュレットつけてるんですね。

 マットに自分を重ねて、大学進学で家を離れることを勧めるサムに、”家族は離れたら駄目だ”と言うディーン。でも、S1-EP11《出会い》では、別行動をとろうとするサムに対して、”自由に生きろ”と伝えるんですよね。

 それから、ジョンがサムの安全を確かめに大学の近くまで来ていたことを知り、ラストでは”親父に会って謝りたい”とこぼすシーン。これは、正直ジョンがちゃんと会話をしておくべきだったと思います。父親に理解されず、”戻ってくるな”と言われたことで、サムは少なからず傷ついているわけですから。”普通は奨学金をとった息子を誇りに思う”とサムは何度か言っていますが、これはジョンに誇りに思ってほしいということですよね。

 事件の時期は、春分の3月20日にダスティンが殺され、終盤の虫の襲撃が6日目の夜とのことなので、25日の夜と考えられます。ちなみに、ディーンの誕生日は1月27日なので、この時点では既に27歳になっています。

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