【ドラマ】SUPERNATURAL S1-EP2
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最終更新日:2023/06/21
ドラマ 感想, SUPERNATURAL, スーパーナチュラル, エリック・クリプキ, ジェンセン・アクレス, ジャレッド・パダレッキ
SUPERNATURAL S1-EP2 闇と戦う旅出
2005年9月~2020年11月にアメリカで放送された、全15シーズン327話のダークファンタジー。ディーンとサムのウィンチェスター兄弟が、アメリカ各地を回って霊や怪物などを退治し、人外の引き起こす事件を解決していく物語。
登場人物とあらすじはネタバレなしですが、事件概要および感想はネタバレありになっています。また、最後にファイナルシーズン最終話までのネタバレありの感想を記載していますのでご注意ください。
- 原題:SUPERNATURAL S1EP2 WENDIGO
- 制作:アメリカ(2005年)
- 企画原案:エリック・クリプキ
- 脚本:エリック・クリプキ&ロン・ミルバウアー&テリー・ヒューズ・バートン
- 監督:デビッド・ナッター
- 出演:ジェンセン・アクレス、ジャレッド・パダレッキ 他
登場人物
- トミー キャンプ中に行方不明になった青年
- ヘイリー トミーの妹
- ベン トミーとヘイリーの弟
- ロイ ヘイリーが雇ったガイド
- ウィルキンソン 森林警備隊
あらすじ
コロラド州ロスト・クリーク、ブラックウォーター・リッジ。キャンプをしている3名の青年が何者かに襲われる。
ディーンとサムはジョンの残した座標の場所へ向かっているが、行き先のブラックウォーター・リッジは何もない森のようだった。
だが、現地で情報を集めると、この森では、4月以降2人の旅行者が行方不明のまま。1982年には8人が失踪し、1959年、1936年にも失踪事件が発生していて、ちょうど23年周期になっていた。
事件概要
- 場所 コロラド州ロスト・クリーク ブラックウォーター・リッジ
- 時期 2005年11月下旬
- 情報源 ジョンの手帳の座標 北緯35、西経111
- 現状 4月以降2人の旅行者が行方不明
- 過去の事件 1982年には8人が失踪、1959年、1936年にも失踪事件が発生
- 原因 ウェンディゴと呼ばれる人食い鬼
- 解決方法 銃やナイフは効かないため焼き殺す
初出情報・小ネタ
- ジェシカの誕生日は1984年1月24日
- ジェシカの死亡日は2005年11月2日
- 手帳には、ジョンの知る邪悪なものについての全てが書かれている
- ディーンはインパラを人には運転させない
感想
ジョンの残した座標の示す森では23年周期で失踪事件が起きていて、訪れたディーンとサムがそれを解決します。
結局ジョンが立ち寄った形跡はなく、大きな話の進展はありませんが、森の中でディーンとサムが話すシーンが印象的でした。
ジェシカの仇を討つことしか考えられず、ここに父親はいないからさっさと捜しに行きたいと苛立つサム。対するディーンは、ジョンが手帳を残したのは、やり残したことを引き継いでほしいという意図だから、自分は託された仕事をすると語ります。それから、長い旅になるから焦ってはいけないとも。
何を支えにしたらいいか分からない、と途方に暮れるサムへのディーンの返答が、"せめてほかの家族の幸福を願い力になること”というもの。自分たち家族の幸せは、もうないと言っているようで切ないです。
それから、トミーを捜索するためにガイドを雇い、”じっとしていられない”と言うヘイリーに、真面目な顔で”分かるよ”と返すディーン。自分に重ねているいうのが伝わってきて、こういうところのシナリオが上手いと思います。
序盤で悪夢を見て憔悴しているサムに、ディーンが運転するかと声をかけるシーンも良かったです。ディーンが弟を心配していて、サムはそれを理解しているということが、短い会話の中で理解できます。そして、ラストでのサムが運転するという流れも綺麗にまとまっていました。
ファイナルシーズン最終話までのネタバレあり感想
ディーンは最初からハンターを家業と言っていますが、サムはそうは思えていない状況です。ディーンに同行しているのも、ジェシカの仇を討つためですし。ジェシカの墓の前で、”僕が言わなかったせいだ”という理由は、S1-EP5《鏡の中の真実》で出てきますが予知夢のことですね。
それから、最初の頃はシナリオが丁寧だなと感じます。あらすじ等をまとめるために何度か見ていますが、繰り返し見ても飽きないですし、一度では見逃していることもあったりします。この頃は、都市伝説や伝承を題材としたホラー・サスペンスの側面が強いです。
余談ですが、ウェンディゴの貯蔵庫でサムはがディーンを助けようとしたとき、近くにヘイリーも吊るされているはずなんですよね。ディーンしか目に入っていなさそうなあたり、サムだなという感じでした。先にディーンを助けた方が、戦力確保できるっていうのもあるんでしょうか。まあ、ヘイリーのことはベンがちゃんと助けていましたけど。
あと、当然のように囮を自分に割り振るところは、ディーンらしいです。
冒頭で出てきたジェシカの墓に刻まれた誕生日は1月24日でしたが、これはディーンの誕生日と同じですね。
時期を11月下旬としたのは、トミーの入山記録が24日までとなっていたためです。ジェシカの死が11月2日で、S1-EP6《もう一人の自分》の冒頭のメールが12月5日なので、11月の24日と推測できます。厳密には、下山予定の11月24日の数日前に当たる出来事と思われます。
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