【ドラマ】刑事モース オックスフォード事件簿 Case16

刑事モース～オックスフォード事件簿～　Case16　呪われた病棟

　1960年代のオックスフォードを舞台とした、刑事ドラマ。コリン・デクスターの「モース警部」を原作とした、ドラマ「主任警部モース」の主人公の過去を描いたスピンオフ。視聴したのはWOWOW版です。

　登場人物とあらすじはネタバレなしですが、感想はトリックや犯人のネタバレありになっていますのでご注意ください。

刑事モース～オックスフォード事件簿～Case16

イギリス（2017年）

PrimeVideo

• 原題：Endeavour　Case16（Season4 Episode3）　Lazaretto
• 制作：イギリス（2017年）
• 原案：コリン・デクスター「モース警部」
• プロデューサー：ダン・マカロック
• 脚本：ラッセル・ルイス
• 出演：ショーン・エヴァンス　他

登場人物

• マーリン卿　カウリー総合病院の外科医
• ディーン・パウエル　医師
• クローダ・マクマホン　看護師長
• ジョー・ベス・ミルズ　看護師
• フローラ・バイロン　看護師
• デイジー・ベネット　実習看護師
• レスター・フェイゲン　移動図書室のボランティア
• エセル・ザッカリーデス　死亡した夫の貴重品紛失を病院に訴えている女性
• テレンス・ベイクウェル　ギャングについて重要な証言をする囚人
• キャロライン　スーザンの母

あらすじ

　自宅で女性が突然死する。彼女の夫はカウリー総合病院で亡くなっていて、夫の貴重品が紛失していることを病院に訴えていた。また、捜査により、事件当日は病院の人間と会う予定だったことが分かる。

　そのカウリー総合病院に、ギャングマシューズについて重要な証言をする囚人が入院することになり、警察の警護がつく。囚人が入院したのは10番ベッドで、同じ病室の患者によると10番ベッドの患者の死亡が続いているという。自宅で突然死した女性の夫も、10番ベッドの患者だった。

感想

　過去の医療ミスによる少女の死が原因となった、連続殺人事件。復讐というのは分かりますが、そのために無関係の患者を9人殺害するのはちょっとやりすぎではというのが正直な感想です。

　身も蓋もない言い方をすると、当事者の医師と看護師をさくっと殺してしまうか、真実を明らかにしたいというならば他にやりようがあったのではという気がします。

　今回もミスリード要員が多く、囚人が宝石強盗をした際に重症を負わせた女性の元夫なども出てきましたが、結局事件とは無関係でした。

　殺し屋が殺害されていた件についても、真相はいまいちよく分からず。マシューズは名前だけの登場でしたが、Case13で銀行強盗をしたマシューズ兄弟のことでしょうか。

　それから、モースの過去もちらっと出てきました。オックスフォード時代にスーザンと婚約していたものの、結婚には至らなかったと。スーザンの母親との再開が今話でありましたが、あからさまにモースを見下していましたね。スーザンは、法学部の部長と結婚したようです。

　Case13のラストで家を出ていったジョアンのその後がようやく出てきましたが、既婚男性と不倫をしていたりと殺伐とした生活を送っていて、家族にも連絡を入れていません。

　S4ではラストにタロットカード出てきますが、今回は「死」のカード。カードを開示している人物も含め、何を意味しているのか気になるところです。