【ドラマ】SUPERNATURAL S1-EP3
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最終更新日:2023/06/21
ドラマ 感想, SUPERNATURAL, スーパーナチュラル, エリック・クリプキ, ジェンセン・アクレス, ジャレッド・パダレッキ
SUPERNATURAL S1-EP3 水辺の恐怖
2005年9月~2020年11月にアメリカで放送された、全15シーズン327話のダークファンタジー。ディーンとサムのウィンチェスター兄弟が、アメリカ各地を回って霊や怪物などを退治し、人外の引き起こす事件を解決していく物語。
登場人物とあらすじはネタバレなしですが、事件概要および感想はネタバレありになっています。また、最後にファイナルシーズン最終話までのネタバレありの感想を記載していますのでご注意ください。
- 原題:SUPERNATURAL S1EP3 DEAD IN THE WATER
- 制作:アメリカ(2005年)
- 企画原案:エリック・クリプキ
- 脚本:セラ・ギャンブル&ラエル・タッカー
- 監督:キム・マナーズ
- 出演:ジェンセン・アクレス、ジャレッド・パダレッキ 他
登場人物
- ソフィー・カールトン 湖で消えた女性
- ウィル・カールトン ソフィーの兄
- ビル・カールトン ソフィーとウィルの父親
- ジェイク マニトックの保安官
- アンドレア・バー ジェイクの娘
- クリス・バー アンドレアの夫で湖での犠牲者
- ルーカス・バー アンドレアとクリスの息子
- ピーター 35年前に行方不明になった少年
あらすじ
ウィスコンシン州レイク・マニトック。いつものように家の前の湖で泳いでいた女性が、突如水中に引きずり込まれる。18歳のソフィー・カールトンで、遺体は見つからないまま葬儀となった。
翌週、新聞の記事でその事件を知ったディーンとサムは、ハンターとして調査を開始する。この湖では今年3人が、それ以前は過去30年で6人が行方不明となっていた。
事件概要
- 場所 ウィスコンシン州レイク・マトニック
- 時期 日付不明(2005年11月下旬以降12月4日までの間)
- 情報源 新聞記事
- 現状 今年に入って3人が行方不明となっている
- 過去の事件 過去30年で6人が同様に行方不明
- 原因 35年前にジェイクとビルに殺されたピーターによる復讐
- 解決方法 ジェイクとビルが死亡して復讐が終わる
初出情報・小ネタ
- ディーンがジョンといた2年、サムは大学にいた
感想
今回は、新聞記事を見て事件を知り、ハンターの領分だと目星をつけて現地へ向かいます。
偽名は自然保護局の調査官のフォードとハミル。ハリソン・フォードとマーク・ハミルからですね。物語の鍵となる少年がルーカスなのもスター・ウォーズつながりなのかは謎ですが。
ルーカスが目撃者と知ったときの、ディーンの”親の死を見るのはつらい”という言葉は実感がこもっていました。それから、ルーカスに父親が消えた時は恐ろしかっただろうと話しかけるところも。自分にも経験があるというのは、母親のメアリーの死のことですね。
ルーカスの絵がビルの家だと気づき、話をしに行ったときも、自分も母の死を見たときは怖かったと語りかけます。何も話したくなかった。でも、勇気を奮い起こした。母さんがそう願っていたから。きみの父さんも、きっとそうだ。そう語りかけられて、ルーカスはディーンの目を見て絵を渡します。
ルーカスに対するディーンのスタンスが、同じ目線で親の死を見た苦しみを共感していて、繊細なキャラクター性がよく出ていると思います。
車の中で、サムにさっきの母親の死に対する話を初めて聞いたと言われ、ディーンは、雑談だから湿っぽくなるなと返します。母親の死を覚えているディーンと、物心つく前で記憶にないサムの違いが浮き彫りになる場面です。
ルーカスとの交流を通して、ディーンの母親に対する胸中を語らせるシナリオがとても良かったです。
ファイナルシーズン最終話までのネタバレあり感想
記事から事件を探すのは普段の狩りの方法ですが、作中では初の行動です。S1-EP1《悪夢のはじまり》・EP2《闇と戦う旅出》はジョンの足跡を追っていたので、そこから外れてのハンター業。
この話の見どころは、ルーカスと仲良くなるディーンですね。父親の死から喋らなくなっていたルーカスが、ディーンには絵を渡したりと少しずつ信頼を寄せいきます。
ディーンも、ルーカスが怯えているから何か見落としている可能性があると、一度は立ち去りかけた町へ戻り、間一髪でアンドレアを助けるという結果に。ルーカスと接しているディーンを見ていると、良い父親になっただろうにと思います。
何気に、ディーンは子供の扱いが上手いですよね。ベンやジャックとも、父息子っぽい交流がありましたし。このあたりはサムを育て上げた経験値でしょうか。
見返していると、改めてこの兄弟のキャラ作りは絶妙だと思います。ディーンは、4歳で母の死を見て、父はそこからまっとうな生活を捨ててハンターの道へと進み、その中で弟の面倒を見なければならず、こうなるしかなかったんだろうなという感じです。対するサムは、そんな環境で育った割にはとても健全で、ディーンがこんな風に育てたのかと思うと泣けてきます。
時期は、S1-EP2《闇と戦う旅出》の11月下旬以降、S1-EP6《もう一人の自分》の12月5日より前のどこかですが、日付は不明です。
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