【ドラマ】刑事モース オックスフォード事件簿 Case17

刑事モース～オックスフォード事件簿～　Case17　不吉な収穫祭

　1960年代のオックスフォードを舞台とした、刑事ドラマ。コリン・デクスターの「モース警部」を原作とした、ドラマ「主任警部モース」の主人公の過去を描いたスピンオフ。視聴したのはWOWOW版です。

　登場人物とあらすじはネタバレなしですが、感想はトリックや犯人のネタバレありになっていますのでご注意ください。

刑事モース～オックスフォード事件簿～Case17

イギリス（2017年）

PrimeVideo

• 原題：Endeavour　Case17（Season4 Episode4）　Harvest
• 制作：イギリス（2017年）
• 原案：コリン・デクスター「モース警部」
• プロデューサー：ダン・マカロック
• 脚本：ラッセル・ルイス
• 出演：ショーン・エヴァンス　他

登場人物

• マシュー・ラックスマン　5年前に失踪した植物学者
• ドーサブル・チャトックス　森に住む占い師
• セス・チャトックス　羊飼いでドーサブルの孫
• トリスタン・バージャー　村の医師
• セリーナ・バージャー　トリスタンの妹
• ジョン・レヴィン　原子力発電所の技師
• ロス・レヴィン　ジョンの妻
• ドナルド・バグリー　イギリスの核開発に貢献した物理学者
• ナイジェル・ウォーレン　5年前にヒッチハイクでラックスマンの車に同乗した男性

あらすじ

　ブラムフォード・ミアの遺跡発掘調査で白骨が見つかる。白骨自体は2000年前のものだったが、5年前に失踪した植物学者ラックスマン博士のメガネが現場で発見された。

　5年前の失踪事件は州警察が捜査していたが未解決で、市警が改めて捜査をすることになる。

感想

　今回は、核開発に貢献した物理学者が反原発思想となり、世界に警告するために人為的に原発事故を引き起こそうとする事件が終盤に詰め込まれています。メインの事件である植物学者の失踪とは直接関係はありませんでしたが、それを阻止したことでモースとサーズデイは女王からメダルを授与されることに。

　失踪したラックスマン博士は、原子力発電所の放射能漏れの調査を独自に行っていて、発見された遺体は被爆していましたが、その辺りは殺害された経緯とは無関係でした。原因は、恋愛絡みでの人間関係のいざこざとのこと。

　Case14から始まるS4では各話のラストで、タロットカードが何者かによって開示されるシーンがありましたが、今話で出てきた占い師のチャドックスの占いだったようです。意味深なシーンでしたが、あれは自分たちを占っていたということでしょうか。

　ジョアンは父親の介入により不倫相手から追い出され、オックスフォードへ戻ってきます。行くあてのないジョアンに対し、モースの突発的なプロポーズが発生しますが、同情は嫌とのことで即答で却下。

　モースはロンドン警視庁への異動の話を受けるつもりのようでしたが、終盤でジョアンが倒れてしまい、オックスフォードを離れるのかは謎のままでの終了でした。

　倒れて入院するジョアンについて、はっきりとは描写がありませんでしたが、どうやら妊娠していて流産してしまったような雰囲気です。

　シーズンの最終話のためか、終盤の原子力発電所の爆破阻止などアクション比率がやや高めになっていました。