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【映画】エイジ・オブ・イノセンス

エイジ・オブ・イノセンス

 イーディス・ウォートンによる小説を原作とした、マーティン・スコセッシ監督作品。1870年代のニューヨーク社交界が舞台で、アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞。

 登場人物とあらすじはネタバレなしですが、感想はネタバレありになっていますのでご注意ください。

  • 制作:アメリカ(1993年)
  • 原作:イーディス・ウォートン
  • 監督:マーティン・スコセッシ
  • 脚本:ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ
  • 出演:ダニエル・デイ=ルイス 他

登場人物

  • ニューランド・アーチャー 弁護士でアーチャー家の家長
  • エレン・オレンスカ ミンゴット家の出で、ヨーロッパの伯爵に嫁ぐ
  • メイ・ウェランド ニューランドの婚約者でエレンの従姉妹
  • ミセス・ミンゴット 名門ミンゴット家の女家長で、エレンとメイの祖母
  • ヘンリー・ヴァン・デル・ライデン ニューヨーク社交界の長老
  • ジュリアス・ボーフォート ニューヨークで成功した実業家

あらすじ

 1870年代のニューヨーク社交界。名門アーチャー家の家長で弁護士のニューランドは、名門ミンゴット家の血を引くメイ・ウェランドと婚約していた。

 そんな中、メイの従姉妹で、ニューランドにとっても幼なじみのエレンと再会する。エレンはヨーロッパの伯爵家に嫁いだものの、結婚生活がうまくいかずにニューヨークに戻ってきており、離婚を考えていた。控えめなメイとは対象的に、エレンは奔放な性格だった。

感想

 19世紀ニューヨークの上流階級社会を描いた作品。原作は、ピューリッツァー賞を受賞したイーディス・ウォートンの同名小説です。

 格式や体面に囚われる社交界の息苦しさが、豪華絢爛な映像で表現されていました。舞台セットの調度品や衣装、食器や料理にいたるまで、美しく描かれた映像は一見の価値があると思います。

 ストーリーは道ならぬ恋に身を焦がす男女の恋愛もので、最終的には引き離されて終わるという話です。ナレーションが多く、映画としては好き嫌いが別れるかもしれません。

 正直なところ、話に引き込まれるという感じはなかったですが、最初から最後まで映像が美しく、飽きませんでした。マーティン・スコセッシ監督作品ということで、若干身構えて見ましたが、この映像は本当に良かったです。

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