【ドラマ】刑事モース オックスフォード事件簿 Case13

刑事モース～オックスフォード事件簿～　Case13　愛の終止符

　1960年代のオックスフォードを舞台とした、刑事ドラマ。コリン・デクスターの「モース警部」を原作としたドラマ、「主任警部モース」の主人公の過去を描いたスピンオフ。視聴したのはWOWOW版です。

　登場人物とあらすじはネタバレなしですが、感想はトリックや犯人のネタバレありになっていますのでご注意ください。

刑事モース～オックスフォード事件簿～Case13

イギリス（2016年）

PrimeVideo

• 原題：Endeavour　Case13（Season3 Episode4）　Coda
• 制作：イギリス（2016年）
• 原案：コリン・デクスター「モース警部」
• プロデューサー：ダン・マカロック
• 脚本：ラッセル・ルイス
• 出演：ショーン・エヴァンス　他

登場人物

• セドリック・クリソルド　アパレルメーカーの社長
• フォーダイス　ウェセックス銀行の支店長
• ハリー・ローズ　大物ギャング
• コール・マシューズ　ハリー・ローズの後釜を狙っているギャング
• ピーター・マシューズ　コールの弟
• バーニー・ウォーターズ　賭け屋
• ポール・マーロック　マシューズの経営するビンゴホールのコーラー
• フィリックス・ロリマー　モースの大学時代の教官
• ニーナ　ロリマーの妻

あらすじ

　大物ギャングのハリー・ローズが亡くなり、跡目争いが懸念される。そんな中、銀行で従業員の給与を引き出したアパレルメーカーの社長クリソルドが殺され、金が奪われる事件が起こった。また、クリソルドが常に持ち歩いていたというノートが、現場にはなかった。

　モースは大学時代の教官ロリマーと再開し、妻の不倫相手マーロックの調査を依頼される。

感想

　今回の事件は、ギャンブルで借金をつくった教師が債権者であるクリソルドを殺す計画を立て、共犯者に実行させたというものでした。銀行強盗はハリー・ローズの跡目争いが原因で起こったものですが、クリソルド殺しについては無関係。

　このシリーズ、2つの事件が絡んでいるというパターンが割と多いですね。1本90分という尺のせいかもしれませんが、関連性があると見せかけてまったくなかったということもあります。

　銀行強盗で人質になっている最中にも、クリソルドのノートの暗号を解き続けているモースの姿勢が、完全に肉体労働は専門外なのでとりあえず頭動かしときますって感じでした。その後、死人は出るわ絶体絶命のピンチに陥るわで、散々な状況になりますが。

　ウェセックス銀行に勤めていて、銀行強盗に巻き込まれてしまったサーズデイ警部補の娘ジョアンは、この事件をきっかけに家を出て行ってしまいます。また、息子のサムも軍隊に入るために家を出て行き、サーズデイ家は一気に寂しくなります。

　序盤で葬儀が行われる大物ギャングのハリー・ローズは、Case10でビクスビーのパトロンとしてちらっと登場していました。

　また、モースの家族についてはずっと謎のままのようですが、今回は父親の賭博の借金を返済していることと、継母に送金しているという情報が出てきました。

　シリーズ自体はまだ続きますが、今話でシーズン3が完結です。