【バレエ】キーロフ・バレエ 白鳥の湖

キーロフ・バレエ　白鳥の湖（1990年）

　キーロフ・バレエは現マリインスキー・バレエ、収録されたキーロフ歌劇場は現マリインスキー歌劇場です。1990年のソビエト連邦当時の映像です。

キーロフ・バレエ 白鳥の湖 全3幕

キーロフ・バレエ（1990年）

Amazon

楽天ブックス

• 収録：1990年12月　キーロフ歌劇場（旧ソビエト連邦　レニングラード）
• オデット/オディール：ユーリヤ・マハーリナ
• ジークフリート：イーゴリ・ゼレーンスキー
• 振付：プティパ＆イワーノフ
• 改訂振付：コンスタンチン・セルゲイエフ
• 演奏：キーロフ歌劇場管弦楽団

感想

　これの前に見たのが、2012年のロイヤル・バレエだったため、映像の古さは感じましたが、古典的なイメージ通りの白鳥の湖でした。

　どこか迫力のあったゼナイダ・ヤノフスキーとは対象的に、ユーリヤ・マハーリナは華奢で可憐でこれぞ白鳥というような白鳥。リフトや回転がこれでもかというほど入っていて、体重を感じさせない踊りが見ごたえがありました。

　全体的に心情の演技などは淡白で、登場人物のキャラ付けのようなものもなく、お手本通りというような印象です。舞台として見ると物足りなさはあるかもしれませんが、シンプルでオーソドックスな白鳥の湖を堪能できます。

　こちらのラストは、ロットバルトを倒してハッピーエンドのバージョン。ラストも含めて、白鳥の湖といえばこれと言えるような、定番通りの白鳥の湖です。ユーリヤ・マハーリナが本当に可憐で素敵でした。