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【バレエ】ミラノ・スカラ座バレエ 白鳥の湖

ミラノ・スカラ座バレエ 白鳥の湖(2004年)

 2004年公演の、ミラノ・スカラ座バレエの白鳥の湖です。2002年から3年間、スカラ座が改修工事のため公演はすべてアルチンボルディ劇場で行われたとのこと。その間の公演です。

ミラノ・スカラ座バレエ(2004年)

  • 収録:2004年 アルチンボルディ劇場(イタリア ミラノ)
  • オデット/オディール:スヴェトラーナ・ザハロワ
  • ジークフリート:ロベルト・ボッレ
  • 振付:ウラジーミル・ブルメイステル、レフ・イワーノフ
  • 音楽:ピョートル・チャイコフスキー
  • 演奏:ミラノ・スカラ座管弦楽団

 これは、初心者が見てもオデット/オディールのスヴェトラーナ・ザハロワが本当にすごくて感動しました。踊りにとても余裕があり、優雅でとてつもない安定感があります。脚もありえないくらい上がり、いちいちポーズが決まるので目が離せません。

 白鳥と黒鳥が対象的な踊りで、一瞬別人かと思うほど踊り方が違っていました。儚げな白鳥に比べ、同じ鳥でも鷹が獲物を狙っているかのような勢いの黒鳥。鋭さのある踊りが本当にかっこよくて素敵です。

 ザハロワはボリショイ・バレエのプリンシパルで、この公演は、ミラノ・スカラ座バレエへの客演です。ボリショイ・バレエの前は、マリインスキー・バレエに在籍していたそうです。

 マリインスキー・バレエはロシア帝国の宮廷バレエを起源とする由緒ある正統派バレエで、ボリショイ・バレエはどちらかというと庶民の裕福層向けに発展してきたという歴史があるようです。ソビエト連邦時代は、マリインスキーは宮廷起源ということもあり、国としてはボリショイの強化に力を入れていたとか。

 何となくバレエ団の名前は知っていましたが、歴史的背景なども興味深いです。

 今回のラストはハッピーエンドで、ロットバルトを倒して呪いを解くというもの。最後オデットが村娘の衣装に戻るため、分かりやすかったです。

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