【ゲーム】IDOLiSH7 第4部まで

IDOLiSH7

　2015年にリリースされたアプリゲームで、2020年6月現在、第4部完結までシナリオが公開されています。2018年に第1部、2020年に第2部がアニメ化。ノベルゲームおよびリズムゲームがメインで、基本無料でプレイできます。

　もともとアニメから入りましたが、続きが気になってそのままゲームへ。シナリオのボリュームに怯みつつも、一気に読破しました。リズムゲームが苦手なため、第4部には四苦八苦しながら何とか現段階での開放分まで読了です。

　アイドル育成ゲームってシナリオよりもキャラメインというイメージでしたが、認識を改めなければというくらいシナリオがおもしろいです。キャラクターのバックボーンもしっかりしていて、謎や伏線も盛りだくさんで読み応えがありました。

　各キャラがそれぞれに家族など人間関係絡みでトラウマ的なものを抱えていて、それがひとつずつ明かされて解決していくという鉄板の流れではありますが、過程や背景が丁寧に描かれています。

　IDOLiSH7およびTRIGGERは、主に家族関係。Re:valeは過去のメンバー関係。ŹOOĻは主要キャラとの因縁関係。それにゼロ問題が引っ絡まって、実にややこしいことになっています。

　話の主軸は、無名のアイドルグループがアイドル界の頂点を目指すサクセスストーリーがベースですが、序盤はステージのトラブルやライバル事務所の妨害工作程度だったのが、中盤以降、拉致監禁やら殺人未遂やら人質やらアイドルものとは思えない展開で俄然おもしろくなってきます。

　第4部の月雲了の片付け方は若干雑なところがありましたが、ポジション的にラスボスではないので無難な掘り下げだと思います。了さんが瞬殺で浄化されたときには唖然としましたが、確かにこだわっていたのはそこでしたし、一番救いのある幕引きではありました。

　メンバーの家族関係もあらかた出てきましたし、あるとしたら和泉兄弟くらいですかね。あとはいよいよ、1部から片鱗が語られていた九条鷹匡関連とゼロの謎でしょうか。打ち上げのときにメッセージカードを仕込んだ人物も気になるところです。

　シナリオについての感想ばかりですが、リズムゲームだけあって音楽も非常に充実しています。作中でリリースされる曲がフルで聴けるって、世界観が広がりますね。

　一番驚いたのは、小室哲哉さんが2曲だけですが楽曲提供されていることです。下記の2曲で、本当に小室サウンド全開な仕上がりになっています。

　”DAYBREAK INTERLUDE”は、作中でインパクトのあるエピソードに使われている曲ですが、やっぱり小室哲哉さんの音楽ってかっこよくてフレーズが耳に残ります。あのサウンドはテンションが上りました。

　小室哲哉さんはもう引退されていますけれど、ここでその偉大さを語るまでもなく、音楽シーンの一時代を築いた方です。そんな方が、引退の前年にTRIGGERに楽曲提供されていたなど、本当にびっくりしました。

　第5部がどんな展開になるのか、今から非常に楽しみです。

　このブログにスクリーンショットの掲載をするにあたり、ガイドラインを調べたため載せておきます。

　画像やシナリオ、楽曲の二次利用、二次創作についてかなり具体的な記載があります。